PR

【スタッフが語る】ショールーム見学で知っておきたい裏事情

家作り
記事内に広告が含まれています。



※記事内に広告が含まれています。

この記事で伝えたいこと

・ショールームの客は施主でなく工務店
・ショールームは値段を吊り上げる場所
・ショールームは夫婦喧嘩の多発地帯

注文住宅を建てたり、リフォームの際に、
キッチン等の住宅設備を選定するため、
ショールームに行くことになります。

ショールーム見学を有意義にするには、
スタッフがどんな事を考えているかを

知ることが、とても役立ちます。

ショールームを最大限に活用できれば、
後悔の無い住宅設備を選ぶことができます。

大手住宅設備メーカーでショールームの
アドバイザーをした経験から、
ショールームの裏事情について解説します。

ショールームの顧客は工務店

ショールームの営業マンにとって客とは、
ハウスメーカーや工務店です。

残念ながら、施主ではありません。

このような事を書くと、
商品を選び、お金を出すのは施主なので
異議があるのは当然だと思います。

しかし、住宅設備メーカーにしてみれば、
継続的にまとまった数を購入する工務店が
お客様なのです。

営業マンは工務店との関係を良好に
保つことを非常に大事にしています。

そのため、工務店が行う完成見学会などの
イベントに休日返上で手伝いに行くのです。

土日が潰れてしまうことに、
ぼやいている営業マンは少なくないです。

それだけ、工務店を顧客として、
重要視しているのです。

このような訳なので、
ショールームに電話してきて、
希望日時の予約が取れない時に、
『他社にしても良いのか?』
と言う人がいますが、効果はありません。

価格についても、
定価しかお答えできません。

値引き交渉は、工務店と行って下さい。

ショールームの目的は値段を吊り上げること

営業マンにとっての客は工務店であって、
施主では無いと先程解説しましたが、

例外があります。

ハウスメーカーや工務店が提示した製品より
上級グレード品に変更する場合です。

注文住宅を建てたり、リフォームする際、
キッチンやドアなどの住宅設備は
工務店が決めた標準仕様があります。

施主は、その標準仕様の中から、
形や色を選択するために
ショールームにやってきます。

しかし、住宅設備メーカーが
ショールームを設けている理由は
そのためではありません。

標準仕様から上級グレード品に
変更してもらう為です。

つまり、値段を吊り上げるのが
ショールームの目的なのです。

営業マンはいかにして、
5万、10万値段を吊り上げるかを
考えています。

なので、ショールームに来ると、
まず目に入るのが、上級グレード品です。

見学客が目的としていた標準仕様品は
奥の方にあるため、それまでに
魅力的な製品がいやでも目に入ります。

本来は色や形の確認だけだった筈が、
上級グレード品に変更したいと
思うようにさせるのです。



ショールームで夫婦喧嘩を回避する方法

ショールームの目的は上級グレード品に
変更させることです。

しかしながら、このことが、
夫婦喧嘩を引き起こす原因になっています。

よくあるパターンが、家を建てる夫婦が、
工務店が提示した標準仕様品の形や色を
確認するために来場した場合です。

上級グレード品を見た妻が、
『この製品の方が素敵!これに変更したい』
と言います。

それに対し夫は、
『今日はそういう目的じゃないでしょ!』
と反対します。

それでも妻は、こっちの方が良いと主張し、
夫は追加料金がかかるので駄目と言い、
意見の相違から、喧嘩が始まります。

ここで、夫が負けてくれれば、
妻もショールームもハッピーなのですが、
逆の場合は大変です。

妻の不満と怒りから、
険悪な雰囲気になります。

最後のアンケート記入では、
怒りMAXの妻が持つペンの筆圧が強すぎて
アンケート用紙がグシャっとなった時は
正直、怖いです。

このような光景を見る度に思うのですが、
まずは工務店に見積を取った上で、
改めて検討するのが良いです。

ショールームは定価しか答えられないので、
どうしても価格差が気になります。

しかし、見積で予想より価格差が小さければ
夫は考えが変わるかもしれません。

また、一度持ち帰り、見積を待つ間に、
テンションが高かった妻も冷静になり、
標準仕様で良いと思うかもしれません。

なので、意見が分かれたら、
一度持ち帰って、見積を取ってから
再検討するようにして下さい。

ショールームで喧嘩しないでください。

ショールームは予約しないと説明員ナシの場合も

コロナ禍前は、アポなしでも見学できたり、
アドバイザーが接客中でなければ
対応できました。

今は、人数制限している場合もあるので、
見学すら断れる場合もあります。

また、ショールームは
全ての製品がある訳ではありません。

店舗によって、
置いている商品が異なる事もあります。

予約時に見学対象の商品を伝える事で、
せっかく行ったのにお目当ての製品が無い!
という事態を回避できます。

主なメーカーの予約サイトを紹介します。

予約状況を見れば分かりますが、
平日でも結構、埋まっていますので、
早めの予約をお勧めします。

リクシル
LIXILショールーム

パナソニック
パナソニック リビング ショウルーム

TOTO
TOTO ショールームに行こう

タカラスタンダード
タカラスタンダード ショールーム予約

クリナップ
クリナップ  ショールームご来場予約

下記記事で、ハウスメーカー選びで重要な
事前の情報収集方法を解説しています

3回住み替えした経験から学ぶ
理想の家を建てるノウハウ集です