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【マンションと戸建どっち?】ポイントは欠点を許容できるか

家探し
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この記事でわかること

・他人によって発生する欠点が重要
・欠点も見方によっては利点になる
・自分で制御できない事は気にしない

私はこれまで、大規模マンション、
大手不動産会社の大規模分譲住宅、
そして注文住宅と、
あらゆる種類の家に住みました。

その経験で得た結論は、
『どれも良くて、どれも悪い』です。

とりとめのない話に聞こえますが、
欠点はマンションと戸建で違うため、
『どちらの欠点なら許容できるか?』
という事になります。

本記事では、実際に住んだからこそわかる
リアルな欠点について解説します。

他人の行動で起こる欠点が重要

ここで解説する欠点ですが、
マンションなら庭が無いとか、
戸建ならセキュリティ性が低いといった
家そのものが持つ欠点の事ではありません。

そのような欠点は、
自分で対処すれば解決可能だからです。

マンションで庭が欲しいなら1Fの専用庭や
ルーフバルコニーの物件を選べば良いし、

防犯面が心配なら、ホームセキュリティーに
入れば解決する話です。

ここで問題とする欠点は、家の特徴が原因で
他人の行動によって発生するものです。

この欠点は自分で解決する事が困難であり、
受け入れるしかないかもしれません。

つまり、
マイホーム選びは、その家に住んだ時に
他人の行動を気にせずにいられるか?
で判断する必要があります。

音を気にするなら戸建が良い訳

他人の行動で起こる問題の代表格が音です。

マンションでも戸建でも、
騒音問題はありますが、
マンションの方がやっかいだと言えます。 

その理由は、音を出す人がマンションだと、
どんな人だ
分からないからです。

戸建だと、庭にある車や自転車などから、
どんな家族が住んでいるか、

なんとなくわかります。

しかし、マンションは玄関部分を見ても
このような事が全くわかりません。

隣人を見るのも、外出するタイミングで、
たまたま出会う時ぐらいです。

音問題の利害関係が多い上下の階となると、
普段の生活で出会う事は全くありません。

隣人がどんな家族か分かっているのと、
そうでない場合とでは、騒音に対しての
受け止め方が変わってきます。

例えば、騒音の原因が小学男子とわかれば、
数年後は無くなるだろうという考え方もでき
多少は気を紛らわすこともできます。

これが、誰だか全く分からない状態だと、
いつまで続くか見当もつかないので、
イライラが蓄積されることになります。

マンションのセキュリティ性の高さはオートロック以外にある

先程の、隣人がどんな人が分からない事は、
騒音問題ではマイナスに働きますが、
セキュリティー面だとプラスに働きます。

つまり、自分の事や家族構成などの情報を
他人に知られる事に抵抗を感じる人なら、
マンションの方が適しています。

車を見て車検切れが近いとわかれば、
ディーラーのセールスが来たり、

子供の自転車があれば、通信教育の勧誘、
老人しかいないとわかれば、
詐欺などに狙われやすくなります。

マンションは住人の人物像が分かり難い点が
オートロックよりも効果のある
セキュリティ性を発揮しているのです。



戸建は避けられない庭木の問題

戸建は自分だけの土地を持てますが、
マンションでは起きない問題が発生します。

よく、庭木のメンテが大変と言われますが、
もし手入れが面倒なら、庭木を抜いて
タイルやコンクリート打ちすれば解決です。

ここで問題としているのは隣家の庭木です。

自宅の庭をきちんとしていても
隣の木が手入れされずに、敷地に入ったり、
家に枝がかかったりする事はよくあります。

そして、落ち葉で雨どいが詰まったり、
木に鳥の巣ができて、
鳴き声や糞に悩まされるかもしれません。

建売住宅の植栽に使われる庭木は、
成長が早く、苗を大量生産しやすい
安い木が使われます。

そのため、一年も手入れしないと、
ものすごく大きくなります。

しかも民法上、隣から伸びた枝を
勝手に切る事はできません。

2020年の改定で、伐採を依頼しても
相当の期間内に対応してくれなければ
切ることが可能になりました。

しかし、その期間は明確に定められておらず
実用的とは言えません。

そのため、この問題も隣人次第であり、
自分で解決することは困難です。

庭の問題はマンションにもある

庭の問題は、戸建だけとは限りません。

マンションの庭とも言えるベランダで
問題は発生します。

それは、
ベランダの排水溝から流れてくる泥水です。

ベランダにたまった雨水などを流す排水溝は
隣と繋がっており、僅かな傾斜があるので、
上流の部屋から下流の部屋に流れてきます。

この時、上流の部屋でガーデニング等で、
泥水が流れると、その泥が自分のベランダに
やってくる訳です

これが全部流れてくれれば良いのですが、
大抵は泥が残ってしまいます。

逆に、自分が流した時に下流の家から
クレームが来たり、隣から流れないように
排水溝を堰き止める人もいます。

排水溝が堰き止められると、大雨の場合に
ベランダが冠水する恐れが出てきます。

そのため、排水溝を堰き止めることは
管理規約で禁止されている筈ですが、
実際には、そのような事が起きています。



タワマンの日中の外出は面倒

何かと話題の多いタワマンですが、
ここでも、自分では制御できない
他人の存在が影響する問題があります。

朝の通勤時にエレベーターが混雑する事が
よく記事にも取り上げられています。

『自分は在宅勤務なので関係ない』
と思っていると痛い目に合うかもしれせん。

昼間はエレベーターの稼働台数が
減る場合が多いからです。

4基あるマンションでも、
昼間は2基だけ稼働という所もあります。

タワマンは20階以上あるので、
待ち時間が1分以上も珍しくありません。

そうなると、昼間の外出でも
混雑は避けられないです。

しかも、このコロナ禍です。

エレベーターに乗っている時は
後から乗ってくる事を嫌い、

逆に自分が乗り込む時は、
乗っている人に嫌がられるという
ストレスが発生してしまうのです。

自分で制御できない事は気にしない

ここで解説した欠点は、
必ずしも起こることではありません。

しかし、実際にあった事なので、
可能性はゼロでは無いです。

また、そのような事が起きても、
気にならない、対処できると考えるなら、
何の問題もありません。

メジャーリーグで活躍したイチローや松井は
『自分で制御できない事は気にしない』
というような意味の発言をしています。

私は、この考えがマイホーム選びでも、
非常に重要であると断言できます。

様々な可能性を考慮した上で、
自分はどんな欠点なら気にしないか?
を判断基準にして選択すれば、
後悔の無い家選びをすることができます。

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