この記事で伝えたいこと
・忍び返しバンドの取り付け方法
・戸建に取り付けた場合の見た目
・15年以上利用した感想と防犯効果
雨樋を伝ってベランダからの侵入防止の為、
忍び返しを取り付けた感想と効果について
15年以上利用した経験を基に解説します。
※本記事は防犯及び害獣対策の一例を紹介するものであり、
泥棒や害獣の侵入防止を保証するものではありません。
雨樋からのベランダ侵入防止
泥棒の侵入経路の一つに雨樋を使って、
ベランダに入る方法があります。
この手口は戸建だけでなく、
階数の高いマンションでも起きています。
防犯対策として、
雨樋に忍び返しバンドを取り付けることで、
よじ登るのを困難にします。
泥棒は5分以上侵入に手間取ると、
約70%が諦めると言われていることから、
十分な威嚇効果があります。
このトゲですが、泥棒だけでなく、
害獣対策にも利用できます。
最近は都市部でもハクビシンが出没し、
屋根裏に住み着く問題が起きています。
一度、屋根裏に住み着いてしまうと、
追い出すことは非常に困難で、
糞尿やダニなど甚大な被害になります。
このトゲを設けることで、雨樋を経由した
屋根裏への侵入防止を図ることができます。
忍び返しバンドを雨樋に取付け
忍び返しバンドの取付には、
雨樋と壁面に5cm程度の隙間が必要です。
忍び返しバンドのサイズですが、
雨樋の太さに応じて4種類あります。
我が家ではサイズ76mmのバンドを
ベランダに近い2本の雨樋に取付けました。
雨樋への固定は付属のビスとナットを使い、
締め付けるだけです。
逆に言えば、取り外しも可能なのですが、
人の手が届かない高い位置（2m）に
40cm間隔で3か所取付を行い、
容易に除去できないようにしました。
取付作業には高い梯子を準備し、
二人がかりで1時間程度かかりました。
忍び返しを利用した感想と効果
取り付けた見た目は、違和感が無く、
注意して見ないと気が付かないレベルです。
一方で、よじ登ろうとして見た場合は
トゲによる威圧感が大きいです。
また、防犯意識が高い家と印象づけ、
この他にも防犯対策があるかもしれないと
思わせることで、十分な抑止力となります。
耐久性については、
設置から15年以上経過していますが、
ステンレス製なので、写真の様に
錆びることなく綺麗です。
肝心の防犯効果ですが、
設置してから15年以上たちますが、
これまで、泥棒の被害はありません。
