【老人ホーム探しから入居まで】親が納得して入るまでの実話 | 3回住み替えてわかった理想の住まい
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【老人ホーム探しから入居まで】親が納得して入るまでの実話

老人ホーム 家探し
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この記事で伝えたいこと

・入居を嫌がる親が納得するまでの経緯
・老人ホーム入居までに行った手続き
・実際に入居してから気づいた追加費用

一人暮らしの親が怪我で介護が必要となり、
老人ホームに入居することになりました。

本記事では老人ホーム探しから入居まで、
嫌がる親を説得して納得するまでの経緯と、
入居までに行った手続きや費用の準備、
後になって気づいた追加費用を解説します。

老人ホーム選びのポイント

老人ホームは検索サイトで探しましたが、
私が決めた前提条件は次の3つです。

①私の自宅から近いこと
②運営会社の規模と社会的な信用度
③費用の支払いに無理がないこと

場所については親が住んでいた周辺でなく、
子供が通うのに近いホームを選ぶべきです。

ホームに入れば殆ど外出しなくなるから、
住み慣れた町かどうかは関係ないです。

親の故郷など、知り合いが多い地域にしても
友人も高齢なので次第にいなくなるため、
かえって孤独になる恐れがあります。

子供が訪問しやすい場所にあるホームを選び
会う頻度を増やした方が、楽なだけでなく、
親にとっても寂しくならずに済みます。

この判断は入居後、手続きや相談等で
訪問することが意外と多かったことから
重要なポイントだと感じました。
 
運営会社は大手がやはり安心です。
もちろん中小でも堅実経営な所もありますが
オーナー交代で経営方針が変化して、
サービスが低下する恐れがあります。

また、介護以外の本業がある有名企業は
世間からのイメージを重要視しており、
ホーム運営での評判が本業にも影響するため
安定したサービスを維持し続けます。

以上の条件を満たすホームに絞って、
3か所見学した上で決定しました。

短時間の見学で全て分かる訳ではないですが
雰囲気の良い所を選びました。

これは建物が新しいとか豪華という事でなく
そこで働くスタッフが自然な感じで
挨拶出来ているかどうかを重要視しました。

見学時だけ体裁を繕ってくるホームも
あるでしょうが、挨拶は簡単な様で、
一朝一夕で上手くできるものではないです。

来客時に挨拶をするように指示されていても
普段からしていないと、ぎこちなく感じます。

自然な挨拶ができる雰囲気が良い職場なら、
入居者に質の良いサービスを提供できている
と考えました。



嫌がる親を説得するポイント

ホームが決まったら、次は親への説得です。

説得するにあたり、親のためでなく、
私の為に入って欲しいことを伝えました。

好き好んでホームに入る親はいません。
親は子供の為に入ると考えることで
踏ん切りをつけることができるのです。

そして、少しでも入居に前向きになったら、
気が変わらないうちに入居できるように、
事前にホームを見つけておきます。

また、ホーム探しは短期間で決めないと、
好条件のホームはすぐ埋まってしまいます。

調べてみると満室の所が多いですが、
予約しておけば、半年から1年程度で
入居できる場合が多い
とのことです。

ホームに入ることを了解してくれた親は
事前に見学することなく入居しました。

これは見学を希望しなかったからですが、
資料を見せて十分に説明したことで
自分なりに納得したのだと思います。

案内をしてくれた担当者に聞いたところ、
親が見学に来ないケースは多いそうです。

ホーム入居までに行った手続き

ホームと入居契約を結ぶにあたり、
事前にしておくことが結構あります。

まずは市役所に介護申請をします。

ホームでの介護サービス費用は
入居金や月額利用料とは別であり、
介護認定区分と負担割合によって
自己負担額が大きく違ってきます。

認定の結果、1割負担の場合だと、
要支援1では8千円程度だとしても、
要介護5だと、3万円以上と差があります。

また、介護認定がないと全額負担となり、
申請結果が介護対象外の自立になると、
月7万円以上かかると聞いて驚きました。

介護申請は認定までに時間がかかります。
私の場合、申請から認定まで40日でした。

申請すると認定調査として調査員との面談や
主治医に意見書を求めるため、
かかりつけ医を指定する必要があります。

かかりつけ医がいない場合は
自分で病院を見つけて依頼することになり、
かなり面倒です。

親のかかりつけ医は以前はいたのですが、
高齢で引退してしまったため、
入居のきっかけとなった怪我の治療をした
病院の医者を指定しました。

申請しておけば、認定後に申請日に遡って
介護保険が適用される
ので、
早めに申請しておくことをお勧めします。

また、ホームには入居審査があり、
健康診断書の提出を求められるため、
病院に行って診断を受ける必要があり、
その費用が数千円~1万円程度かかります。



お金の準備について

まずは親の資産状況の把握ですが、
複数の金融機関に分散していたので、
口座解約をして統一しました。

定期預金など、すぐ引き下ろせない資産は
解約して普通口座に移し、
自由に引き出せるようにしておきました。

手続きは委任状で子供だけでもできますが、
委任内容を親が自筆で記入する場合もある為
きちんとした文章を書くのが難しい状態なら
親も一緒に連れて行くのが一番確実です。

また、入居金などの高額の振込をする場合
委任状だけでなく、ホームが発行した
請求書の提示が必要となる場合があります。

私の場合、定期解約に親を同伴させましたが
金融機関によっては事前予約が必要で、
予約できる日時に制約が多くて困りました。

また、普通預金に移した後も出金限度額が
75才以上の口座は1日10万円
なので、
何度かATMに行く必要があり、面倒でした。

入居前には何かとお金がかかるため、
事前に、ある程度の現金を引き出しておいて
おくことをお勧めします。

入居後に気づいた追加費用

費用は高額な入居金に目が行きがちですが、
月額利用料の内訳は注意が必要です。

入居してから気づいたのですが、
HPやパンフ記載の月額料金とは別に
居室の電気代や洗濯費、訪問診療費や薬代、
買い物を頼んだり、散髪もしたりすると、
毎月2万円以上余分にかかっていました。

このため、提示額以外の費用を聞いておき、
多少増えても支払いに影響が出ないことを
ホーム決定前に確認しておくべきです。