【高級マンションから学ぶ】失敗しない間取りの選び方 | 3回住み替えてわかった理想の住まい
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【高級マンションから学ぶ】失敗しない間取りの選び方

家探し
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この記事で伝えたいこと

・おしゃれで使いやすい間取りのヒント
・間取図から使いやすさを見極める方法
・不動産販売員が語る最高の間取りとは

マンション・戸建のモデルルーム販売員を
10年以上やっている不動産販売レディです。

数百区画もある大規模分譲住宅から、
千戸以上のタワマンまで、
あらゆるタイプの物件を扱ってきました。

その中でも、高級マンションの間取りは、
個性的で面白く、見てて飽きません。

しかも、これらの中には、
一般的なマンション探しにも適用できる
間取り選びのヒントが隠されているのです。

本記事では、特徴的な間取りを紹介しながら
間取り図から重要な情報を見逃さない方法や
使いやすい間取りの選び方を解説します。

浴室の配置と動線に注目する

この物件は、1フロアを独占しており、
専有面積が180㎡以上もあります。

間取り図を見ると、和室に続く石畳に
目を奪われがちですが、
浴室の配置に注目すべきです。

この間取りは、
家族の居室があるプライベートゾーンと、
来客をもてなすLDKがある
パブリックゾーンに分かれており、
トイレも個々に設けられ、完璧に見えます。

しかし、浴室に出入りするためには、
LDKを通らなくてはなりません。

寝室から入れるシャワールームがありますが
やはり、ここは隣の納戸を潰してでも、
こちらに浴室を設けるべきです。

もう一つ、注目すべきポイントは、
LDKのドアが両開きになっており、
おしゃれ&高級感を出しています。

実は、我が家も注文住宅を建てた時に、
リビングを両開きドアにしましたが、
ゴージャス感が出て良いです。

このように、パブリックゾーンは、
ドアなどの建材に特徴を持たせることで、
来客に自慢できる素敵な部屋になります。

その一方で、プライベートゾーンは
客が来ても家族が気にせず生活できるように
パブリックゾーンとは完全に分離させます。

このように、間取り図を見たら、
まず、この2つのエリアが分離できているか
チェックするのが大事です。



LDK内のKとDの配置は重要

この物件も1フロア独占の250㎡を超える
広大な広さをもつ部屋です。

玄関が2つもあり、
パブリックとプライベートゾーンの
分離をより進めたものになっています。

但し、シャワールームと
ウォークインクローゼットを持つ主寝室が
パブリックゾーンにあることに、
庶民の私には理解できないです。(笑)

この間取りで気になるのがキッチンで、
広いリビング・ダイニングの割には狭く、
使い勝手が悪いです。

また、ダイニングへの動線も長く、
料理を運んだり、食器の回収に
手間がかかります。

料理は出来たものから、運んでいかないと
キッチンの作業エリアが狭くなるため、
KとD間の動線は短くするのがお勧めです。

戸建とマンション良いとこ取り

メゾネットタイプの中でも、
上下階共に玄関がある物件は貴重です。

プライベートとパブリックの両ゾーンが
完璧に分離された究極の形と言えます。

上層階にLDKを配置することで、
来客に対して眺望をアピールでき、
寝室を下層階に設けることで、
上の居住者が歩く音を防ぐことができます。

また、階段部分が吹き抜けになっており
LDKと繋がる事で、広がりを演出してます。

吹き抜けは戸建では珍しくありませんが、
マンションでは贅沢の極みと言えます。

そして、戸建には無い眺望を持つことで、
『戸建てとマンションのいいとこ取り』
を実現した住まいとなっています。

また、各方角にあるバルコニーが
分離されておらず、行き来できるのが
非常に魅力的です。

バルコニーが繋がっていないと、
物干しで利用するのが片方だけになり、
もう一方が無駄になる場合が多いです。

この間取りで唯一残念な点があるとすれば、
キッチンのコンロとシンクが離れすぎで、
料理がしずらいです。



回遊動線でプライバシー確保

最後に紹介するのは、
家の中をぐるりと一周できる
回遊動線のある物件
です。

この間取りは、LDKや洗面所に行くのに、
プライベートゾーンを回るルートと、
パブリックゾーンを回るルートがあります。

このような間取りにすることで、
来客の目を気にすることなく、
家族が家の中を自由に移動できます。

また、水回りを中央に配置することで、
LDKと各居室との距離を確保できるため、
プライベートゾーンの独立性が高まります。

また、排水管をまとめることで、
広いスペースを確保することができ、
メンテナンスも容易に行えます。

この間取りで、改善したい点ですが、
洗面所と浴室が同時利用できるように
ロールスクリーンで目隠しできれば完璧です。

引用:TOTOリモデルサービス HPより

洗面所内の浴室や洗濯機の配置が適切なら、
後から突っ張り式のロールスクリーンを
設けることもできます。

★販売員が教える
 モデルルーム見学のポイントです。

★良い物件を見つけるために必要な
 販売前の情報を入手する方法を解説してます